私たちが普段から飲んでいるコーヒー。1日に何杯も飲むという人もおられるでしょう。味が好きだから、香りを楽しんで、頭がスッキリする。理由はそれぞれあると思います。今日はその中でコーヒーがもたらす健康面についてお伝えします。
コーヒーの成分は?
コーヒーの主な成分は、カフェインとポリフェノールになります。どちらも有名で聞いたことがあると思います。それぞれ説明していきます。
カフェインの効能と最新情報
カフェインというと、スタミナドリンクに入っていて、目覚まし効果というイメージがありますね。
・カフェインの主な効能
- 覚醒作用
- 血管拡張作用
- 利尿作用
コーヒー以外の飲み物、紅茶や緑茶などにもカフェインは含まれていますが、コーヒーは比較的含有量が多い飲み物になります。(玉露は含有量が多かったり、麦茶等はカフェインフリーだったり例外はありますが)
・カフェインが効くまで
カフェインは飲んでから体に吸収されるまで(効果が出るまで)20〜30分ほどかかります。大事な仕事の前には前もって飲むように、また疲れを感じたら疲れ切る前に飲んだ方が効果を効率的に得られそうですね。
・カフェインの最新情報 摂取可能量がDNAと関係が?
コーヒーを1日にどれくらい飲むといいのでしょうか?3-5杯とも言われていますが、人によっては夜に飲むと眠れない、午後から飲んでも遅い時間まで眠れなく人もいます。また少しコーヒーを飲んだだけで手が震えるという人もいます。
何事も過剰摂取が体に悪いのはもちろんです。(砂糖も塩も摂り過ぎれば体調を壊し、さらに摂取し過ぎれば命に関わりますよね)そして何をもって過剰摂取になるかは体重や体調に影響されます。お酒にしても全く飲めない人もいれば、少し飲める人、いくらでも飲めるのでは?という人もいますね。そして、カフェインの影響の受けやすさはDNAによっても影響されるという事が分かって来ました。とはいえ、自分のDNAがどの部類なのか調べることはおそらく出来ませんし、ここで分かりにくい説明をしても意味はないので、この事実から分かる結論を述べると、どれほどカフェインを摂取できるか、また効きやすいかは個人差があるので、他の人と比べてではなく、自分はどうかを知る必要があるということです。こう言ってしまうと元も子もありませんが、これが事実です。
私のサイトもそうですが、ネットなどでいろいろ調べても分かるのは一般論ですので、自分にはどうなのかはある程度試してみないと分かりません。
ポリフェノールの素晴らしい効能は?
ポリフェノールというとワインが真っ先に思い浮かぶかもしれません。実はコーヒーには赤ワインより少し少ないですが、赤ワインの9割程度のポリフェノールが含まれています。ポリフェノールにはどんな効能があるのでしょうか。
・ポリフェノールの主な効能
- 抗酸化作用
- 抗がん作用
- 抗菌性
- 抗疲労作用
- 口臭抑制作用
抗酸化作用とは具体的にどのように作用するのでしょうか。体に起きる酸化とは様々な不調の原因となります。酸化という言葉はサビつきと言えるかもしれません。傷つき、動きを悪くするイメージがわきやすいのではないでしょうか。その症状として、がん、動脈硬化、高血圧、老化、胃腸不調、シミやしわ等々が挙げられます。ポリフェノールはこれらの原因の一つである酸化を防ぐ作用を持っています。
体調全体にもそうですが、アンチエイジングにも効果があるのがポリフェノールなんですね。
結論・コーヒーは飲むと体にいいの?その量は?

国立ガン研究センターによると、一日3-4杯コーヒーを飲む人はほぼ飲まない人に比べて心臓や血管の病気での死亡率が4割ほど下がるという報告があるようです。
また、アメリカの研究機関によると、1日4-5杯飲む人は飲まない人に比べて死亡リスクが12%下がったそうです。
カフェインは体に悪いと言われていますが、全体的にはカフェインを適量取ることは体にいいと言えるかもしれません。とはいえ先ほども述べましたが、これは全て一般論であり個人差があります。自分の体とコーヒーの相性がいいのかは、全体のデータではなく、あなた個人のデータに基づいて決めてください。
コメント
[…] 古いコーヒー豆が美味しくない点について説明しましたが、古いコーヒー豆は実は体にもよくありません。”コーヒーに驚きの効能?飲むべき理由と注意点”で述べましたが、コーヒー豆にはポリフェノールが含まれており抗酸化作用があります。しかし、コーヒー豆自体が既に酸化していたらどうでしょうか?古いコーヒー豆は古い油のように体に悪影響を与えます。古いコーヒー豆で淹れたコーヒーを飲むと胸やけのようなものを感じる人も、新鮮なコーヒー豆で淹れたコーヒーなら大丈夫と言っていました。ここで古いコーヒー豆と述べましたが、一般的な認識ではそのコーヒー豆は古くはないことでしょう。賞味期限まで半年あるコーヒー粉を買ってその日に開け数週間経ったものはおそらく一般的にはまだ新しいという認識でしょう。しかし敏感な人には古いコーヒー豆として体に反応が出ることがあります。 […]